2019-05-16

有馬温泉がもっと楽しくなる本の紹介と書評『医者が教える最強の温泉習慣』

温泉って、カラダにいいって言われているけど、
本当はどうなの?なぜ、いろいろな効能があるの? そんな疑問に
“医学による確かなエビデンス”をもとに答えてくれる本に出会いました。

それが『医者が教える最強の温泉習慣』。

医学の知識がまったくない私ですが、
著者である医学博士の一石英一郎さんの解説がとてもわかりやすく、
なるほど!の連続です。高血圧から動脈硬化、肩こり、ダイエット、美容、
がん、うつまで、温泉が効くとよく言われているものに対して、
ホントのところどうなの? どういうメカニズムで効能があるの?ということをひとつひとつ理解できました。

さらに、医学的な根拠をもとに「正しくて効率的な温泉の入り方」や、
各地の温泉の紹介も。もちろん有馬温泉も紹介されています。
温泉を最大限に楽しみ、効能を得るには、ぴったりな本だと思います。

ミネラルを得るには、温泉が最強!?

温泉の主な効能は「体温上昇」「ミネラル吸収」「ストレス解消」と
されていて、それぞれについて詳しく解説されているのですが、
なかでも個人的には「ミネラル吸収」が“最強”だと思いました。

特に印象的だったのは「温泉によるミネラルの吸収率」

アメリカ特許資料によると温泉による経皮吸収ではサプリメントの3~4倍、経気道吸収では7~8倍の差でこうりつがいいことが示されており、温泉に浸かれば、経皮、経気道の両方でミネラル補給できるため、非常に効率的です。

P93-94

温泉には、さまざまなミネラルが含まれていることは知っていましたが、
温泉により皮膚から吸収されるほうがサプリメントより効率的なのは
驚きでした。

それぞれのミネラルがどの症状に効果があって、
どのようにカラダに働きかけてくれているのかもわかるので、
ぜひチェックしてください。

有馬温泉はどうなの?

ミネラル吸収という点で、有馬温泉は見逃せません。
環境省によって温泉として指定される9成分のうち7成分を持ち、
さまざまなミネラルが含まれています。
今回の本にも有馬温泉のことが何度も触れられているのですが、
本書から学んだことを参考に、有馬温泉の成分について
簡単にまとめてみました。

塩化物 
皮膚に膜をつくったり、皮膚の細胞を刺激することで保温効果を高めてくれ、
血流がよくなります。皮膚の乾燥も防いでくれるそうです。

鉄分
貧血やめまいなどの改善に、鉄分を効率的に吸収できます。

炭酸水素
アルカリ性の性質が肌をなめらかに。また、飲泉できる場合は、
胃炎の原因ともなる過剰な胃酸や、痛風の原因である尿酸など、
過剰な酸性を中和してくれます。

ラジウム(放射能性物質)
微量の放射線のよる刺激によって、細胞が活性化します。
「ホルミシス効果」と呼ばれています。放射線ですが、ごく微量なので、
カラダに悪影響はなく、逆に有効な効果があります。

マグネシウム
消化や吸収、代謝など、さまざまな生命活動に欠かせない酵素の多くには、
マグネシウムが必要とされ、マグネシウムを吸収することで
酵素が活性化します。

二酸化炭素
血管を拡張させる効果があり、血圧が下がり、血流がよくなります。

カルシウム
骨折などの怪我に効果があります。温泉による保温効果によって
血流がよくなり、カルシウムなどの栄養成分は体内に行き渡りやすくなります。

気になった方は、ぜひ本書をチェックしてください。温泉に浸かるだけで、それぞれの症状がすぐに良くなるというわけではありません。
また、入浴の仕方も重要であり、入浴方法を誤ると逆効果になることも説明されています。ぜひ本書で正しい知識を身につけて、温泉ライフに活かしてください。

【書籍情報】
医者が教える最強の温泉習慣
(著者)一石英一郎
(発売日)2018/06/14 扶桑社
(出版社) 扶桑社

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