2019-09-26

まさに「都会のオアシス」!布引の滝はいつだって人々を癒してきた<前半>

ちょっと最近バタバタで疲れたなぁ・・・どこかで簡単にリフレッシュできないかなぁ・・・日々を頑張る、現代人の皆さまのため、古代の人々から知恵を借りてきました。

都心からのアクセス抜群!車がなくても、方向音痴でも、体力に自信がなくても、あとお金がなくても!思いっきりリフレッシュして日常を忘れさせてくれる!そんな「都会のオアシス」を紹介します。

布引の滝に行こう

JR・地下鉄新神戸駅から徒歩すぐの場所、六甲山系のふもとに「布引の滝」という大きな滝があることをご存知でしょうか。私は知りませんでした。

実はこの滝、ただの大きくて美しいだけの滝ではないのです。

布引の滝は和歌山の那智滝、栃木の花厳滝とともに「日本三大神滝」とされており、数々の逸話が残されています。また、古代・中世の偉人たちがこぞって出かけた癒しスポットでもあるのです。
そんな布引の滝にまつわる歴史やデータは別記事で詳しく紹介させてください!(10月上旬公開)

今回はその布引の滝の魅力のひとつ、「多忙な現代人にやさしい」という点に注目してみます!

いざ出発

アウトドアが楽しめる場所って、街から外れたところにあったり、いくつも公共交通機関を乗り継いだり・・・そんなイメージがありませんか?

布引の滝は神戸の中心・最大の繁華街三ノ宮から電車1本でアクセスが可能。電車を降りたら徒歩圏内で訪れることができるとっても交通至便な名所なのです!

最寄りの新神戸駅。体力と気力があれば三ノ宮から徒歩圏内。

8月某日、新神戸駅に降り立ちすぐに「布引の滝」の案内表示を発見!スマホがあっても迷う方向音痴なのでありがたい。

高架下を歩きます。しっかり道案内してもらえるので、迷う心配なし!

高架をくぐったらすぐに舗装された坂道に出ました。このまま道なりに上っていきましょう。

いまとむかしをつなぐ歌碑に注目

「布引の滝」の石碑と、 平安時代から江戸時代にかけて詠まれた布引の滝の名歌が記されている「布引三十六歌碑」の第一弾がお出迎えです。

「 布引の滝のしらいとなつくれは 絶えすそ人の山ちたつぬる 」-藤原定家

この歌の解説を探したのですが、「夏来れば」「名づくれば」で解釈がちょっと変わってしまうようです。
とにかく藤原定家が生きていた1200年代にはすでにこの「布引の滝」は貴族たちの避暑地や行楽地としてにぎわいを見せていたということですよね。不思議ですね~。

近世の香りも楽しめる

神戸市の市章がついてるよ

さて、まだまだ序盤です。これから本格的に山登りコースに入ります!
この橋、とってもレトロで好き!と思ったら明治30年頃に設置されたこれまた歴史ある橋でした。

こちらの砂子橋(いさごばし)は、 布引谷から北野・奥平野浄水場への導水管を渡すために建設され、なんと橋の中の水道管は現役なのだそう。

アーチ型のおしゃれな外観なのですが、離れて全体を見ることのできる場所が立ち入り禁止で残念でした。

現代ではインスタ映えしそうな場所ですが、古代の貴族たちがレジャーを楽しんだ土地が近世にはライフラインとしても活用されていた、そして今も機能しているということに悠久の歴史や自然の力を感じます。

雌滝に到着!

定期的に案内があって助かる~

橋を堪能したあとは、案内の通りに山を登っていきましょう。舗装されているので、気軽なハイキングにぴったりです。

砂子橋からほどなくして、滝の音が聞こえてきました。

秋は紅葉が楽しめそう

第一セーブポイント!
布引の滝、最下流にある「雌滝(めんたき)」です。涼しい!

滝のそばにあった小さな建造物がまたもや気になります。。近づきたいけど、向かいから見ることしかできず。

調べたところ、こちらも現役の取水施設とのこと!ここで取水された水は先ほどの砂子橋の導水管を通って奥平野浄水場に流されているそうです。
こちらも橋と同時代の明治33年(1900年!)に建てられています。「江戸時代生まれの人が造った」と考えると、ただただびびります。昔の石造りの建物って、強いなあ。

布引の湧水は奥平野浄水場で浄化され、各家庭に届けられています。
わたしは神戸市民ではありませんが、このように自分たちが当たり前に享受している資源のルーツや、それを当たり前にするために尽力した先人がいたことを忘れないようにしたいなと改めて思いました。

さて、社会見学もしつつ、雌滝でちょっと休憩をしたらまた登っていきましょう!

後半はいよいよ「布引の滝」代表、雄滝へ向かいます!みなさん、ついてきてくださいね~!

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